1989(平成元年)/3/11公開 75分 カラー
配給:松竹富士 製作:松竹富士 / 日本テレビ放送網 / 東京ムービー新社 / フレーベル館
正義の味方・アンパンマンと敵対するばいきんまんや氷の女王との戦いを描いたストーリー。やなせたかしの同名漫画の映画化で、脚本は翁妙子が執筆。監督は「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」の永丘昭典、撮影は「エースをねらえ!2」の高橋宏固がそれぞれ担当している。主題歌は、ドリーミング(「アンパンマンのマーチ」)。
アンパンマンはいつものように町をパトロールしていたが、お腹を空かしている人に自分の顔の一部をあげたので力が半減。途中で疾風と雷に会い、落下しそうになるところを宇宙船に助けられた。しかし、激しい稲妻に宇宙船も落下。今度はアンパンマンが乗組員のロボット、マルデ・ヘンダーを助けた。マルデはドロンコ魔王に盗まれたキラキラの涙という宝石を取り返しにナンダ・ナンダー姫と地球にやって来たのだった。キラキラの涙は悪い心の者が持てば悪の力を発揮し、正しい心の者が持てば平和が訪れるという。その秘密を知ったばいきんまんは姫を森の中に閉じ込めたが、姫は同じ目的のドキンちゃんによって解き放たれ、アンパンマンに無事救出されたのだった。そしてアンパンマンはカレーパンマンやしょくぱんまんたちとナンダ・ナンダー姫のためにキラキラの涙を探す旅に出発。いろいろな宝石を集めている恐ろしい氷の女王から苦戦の末、そのキラキラの涙を取り戻したのだった。