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徳川女刑罰史 

Shogun's Joy of Torture

1968(昭和43年)/9/28公開 96分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15493 R18
配給:東映 製作:東映

徳川時代の想像を絶する苛酷な刑罰股裂き、木馬責め、三段斬り、串刺しなど、14種をエロチシズムをふんだんに盛り込み、その下で苦しみ悩み、そして消えていった男女の姿を強烈なタッチで描く、東映異常性愛シリーズ第3作。

徳川女刑罰史 
(C)東映

ストーリー

寛文五年。巳之助は、兄思いの優しいみつに横恋慕、しかし兄新三がきっぱり断った。新三が重傷を負うと、巳之助は身分の高い医者を呼び、治療代に困窮するみつを助けるふりをして貞操を奪った。体の不自由な兄と不幸なみつは、兄妹であることを忘れ求め合う。これを巳之助が知り、みつは新三の前で巳之助に犯された。新三は絶望のあまり首をかき切ったが死にきれず、みつは兄の苦痛を和らげようと、ノミで新三の首を深々と抉った。みつは殺害容疑及び近親相姦の罪で捕えられ、市中引廻しの上、水礫の刑に処された。寛文八年。珠光院の院主代玲宝は、付き役尼僧燐徳との情事に夜毎燃え上がっていた。ある日、珠光院の尼僧妙心と本寺の春海の不義を発見した玲宝は、春海を裸で滝に打たせ、関係を持った。妙心は、残酷な拷問を受け、春海の名を呼びながら息を引き取った。春海も、玲宝の心を受け入れず、首を打ち落とされた。そして玲宝自らも、春海の首を愛撫しながら自害した。寛文十一年。彫物師彫丁が彫った、柳橋の芸者君蝶の背の地獄絵図が評判を呼ぶ。しかし、拷問好きの与力・南原一之進は、これを子供だましと評した。人間は失神寸前に陶酔の表情をとることを知っていたからだ。南原は、土台となる処女の花を伴った彫丁に、拷問を見せた。激しい拷問と共に描き上げられる地獄拷問の図。しかし、地獄の邏卒の顔が未完成であった。彫丁は南原を刺し、その断末魔の表情を花の背に写し取った。

徳川女刑罰史 
(C)東映
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