1969(昭和44年)/10/1公開 110分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15921
配給:東映 製作:東映
阿波に満開、緋牡丹と任侠の花ざかり!
舞台は四国・徳島、お竜こと藤純子を中心に任侠オールスターが阿波踊りに顔を揃え、超豪華版となったシリーズ第5作。出所した子分を引き取るために徳島を訪れたお竜が見たのは、貧しい農民から情け容赦なく小作料を取り立てる旦那衆と悪徳一家の暴力だった。お竜の緋牡丹がひときわ鮮やかに花開く!
明治中頃の四国徳島。重病のまま刑務所を出所した子分の清吉を連れ、折からの嵐に困っていた緋牡丹お竜は、幸平という男の計らいで藍の小作人・茂作の家で世話になるが、清吉は看護の甲斐なく他界してしまった。清吉の四十九日が終わるまで藍の積み出し作業を手伝い、この土地に残ることを決意したお竜は、そこで藍の小作料の半額を吸い取る地主の悪行を目の当りにする。地主たちは幸平を筆頭とする小作人たちの交渉に応じないばかりか、博徒・徳政一家を使って彼らを弾圧した。見かねたお竜は徳政一家の鳴門川と対決するが、流れ者・仏壇三次の出現で事無きを得る。そして、徳政一家三代目と反目した鳴門川は、四国一帯に勢力を伸ばす観音寺と手を組もうとしていた・・・
「緋牡丹博徒」シリーズ(8)