1970(昭和45年)/10/3公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16479
配給:東映 製作:東映
極道シリーズ第7弾。今回の島村清吉こと若山は、レースのダボシャツで颯爽登場。いったんは釜ヶ崎を追われ、沢山の子分を抱えて遠く九州に落ち延びた若山が、再び勢力を建て直し古巣に戻って闘う。
終戦後の釜ヶ崎、選挙戦の渦中に捲き込まれた島村清吉は、暴力団と結託した悪徳政治家の陰謀にかかり、大阪に強大な組織をもつ暴力団の組長と舎弟分の盃をかわしたことから話がはじまる。政治にうとい島村は、相手立候補を支援する出版会社に殴り込んだことから一時身を隠すために、四国へ旅立つ。島村一家が釜ヶ崎を出た後、暴力団黒崎組は、街のシマを一手に独占しようと悪辣な手段で住民の立ち退きを強行する。そんな釜ヶ崎の危機も知らずに毎夜遊び呆けていた島村に、ある日釜ヶ崎危うしの報がはいる。早速一家の面々を引き連れ釜ケ崎に戻るが、時すでに遅く、街は黒崎組の手によってすっかり変えられてしまった。釜ケ崎の街を放心したように見つめる島村親分以下、ミネ子、ジョージ、昭男、守、五郎、カツ、サブ等極道一家の面々。まんまと政治の罠にかかったことに気付いた島村は、なんとかこの危機を挽回せんと一家を賭けて凄まじい死斗を展開する!
「極道」シリーズ(12)