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すいばれ一家 男になりたい

The Sucker's Blunt Dagger

1971(昭和46年)/4/16公開 84分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16681 
配給:東映 製作:東映

雪の北陸、勝山の左義長祭りを背景に、小さなテキヤ一家に弟子入りした山城新伍のつらい修行の連続をコミカルに描く新シリーズ。田中小実昌の小説に題材を得て、山城のコミカルな持味を爆笑のうちに綴る大傑作篇。

すいばれ一家 男になりたい
(C)東映

ストーリー

大阪河内で鳴らしたプレイボーイ鍋屋信次は、女たちに追われて東京ヘエスケープ。上野公園で蒐集した女物下着類を叩き売り中、今度は警官に追われる始末。しかし、折よく関東宮島連合会沢木一家二代目の女親分、美人のお藤に救われて、その仔分になる。一家といっても名ばかり。仔分はチリ子と信次の二人だけ。雨が降れば干上ってしまう「すいばれ一家」である。信次は新たに仔分になった上州国定村の立山三助と組んでアベック目当てにコケシ人形のバイを始めるか、上野公園で河内時代の女・ポン子と再会。またもやエッチな行動に出ようとして彼女の婚約者で舟村一家帳脇の横井に見つかってしまう。事は面倒となったが、たまたま舟村一家に旅中の福井勝山の安川一家親分、安川梅太郎が仲裁に入り、事なきを得る。そしてお藤は詫びに信次を連れ、北陸へ旅に出る。福井に来たお藤、チリ子、信次ら三人は、信次の昔の知り合いでストリップ小屋の呼び込みをしているバッテンの勝の世話になるが、勝は三人にもてなししたい一心から、一行の持ち物を無断で持ち出す。そして土地の寺田組の賭場で20万円を勝ちとったものの、帰途寺田組員に襲われ、金を奪われる。事情を知った信次は寺田組へのり込み、居合せた神崎興業社長、神崎大造の娘・桃子が寺田からもらったばかりの50万円を、彼女のハンドバックごと失敬して逃げるが、途中で寺田の情婦キミコに誘惑され、洋服ごと待ち逃げされてしまう…。

すいばれ一家 男になりたい
(C)東映
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