1974(昭和49年)/2/16公開 84分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17762
配給:東映 製作:東映
任侠の血筋を引いた学生・角太郎が、暴力団相手に大暴れする痛快青春アクション。山高帽にガクラン姿の渡瀬恒彦と着流しの菅原文太で新旧やくざを対象的に描いている。
大侠客だった祖父を持つ角太郎は一端の男になるため旅に出る。角太郎は舎弟・達夫を従え、祖父の兄弟分・大阪浅田親分を訪ねることになった。だが浅田一家は寂れ、浅田親分の若衆だった秋津の北政会が釜ヶ崎一体の労務者を牛耳っていた。
角太郎はある日、洋ラン四人組に絡まれ難なく倒してしまったことから、彼ら学生グループのボスに祭り上げられる。そのグループは北政会の手先・難波会という学生グループと難波の覇権を争っていた。間もなく角太郎は、難波会会長・高岡と対決。激しい格闘の末、ミナミを制した。北政会はミナミを乗っ取られ、さらに左翼学生に煽られた労務者の暴動もあって追い詰められていた。そこで警察に手を回し、角太郎を逮捕させようと画策する。このニュースを聞いて、祖父のもとで男を磨いた侠客・源吉が角太郎を引き取りに大阪へやってきた。源吉は事件を収めることができるのか?