1974(昭和49年)/8/31公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18102
配給:東映 製作:東映
黒い帽子に山高帽子にダボシャツ、お馴染、大阪は釜ヶ崎のミスター極道こと前科9犯の島村清吉と神戸新開地の暴れ者二人合わせて30犯のまむし兄弟の激突。若山富三郎と菅原文太の人気シリーズが合体した1本で2倍楽しめる痛快娯楽大作。
前科9犯、島村組々長の島村清吉は、獄中にて組の解散を宣言、5年の刑期を終えて出所した。清吉は電車の中でスリにあった美貌の女性・西宮恭子に一目惚れ。スリ団の一人を捕えた清吉は、その男がかつて自分の子分・カメこと林亀五郎と知って呆然とする。女房のみね子が経営するホルモン焼屋に居候を決めこんだ清吉は、子分たちの消息が気になり、神戸で運送会社を営む元幹部の高村角三を訪ねるが、角三は急死していた。一方、41回目の出所をしたまむしのゴロ政と不死身の勝は、無一文で古巣の新開地へ舞い戻って来た。政は昼間出会った日の丸学園の美しい保母・恭子のことが頭から離れない。清吉の店で無銭飲食をきめこんだ政と勝は、清吉と一戦を交えるが勝負は互格、いつしか両者は意気投合する。そんなある日、北斗会が日の丸学園に立ち退きを要求してきた。
「極道」シリーズ(12)