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下苅り半次郎 マル秘観音を探せ

Hanjiro, A Great Philanderer

1975(昭和50年)/1/29公開 84分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18236 R18
配給:東映 製作:東映

劇画界の第一人者・小池一雄が、不況政治不安等、現代の枯渇を潤そうとユーモアな発想をもとに妖艶かつユーモア溢れるエロスの世界を描く。「子宮を探せ・下苅半次郎」の映画化。

下苅り半次郎 マル秘観音を探せ
(C)東映

ストーリー

延宝6年。子なし将軍家綱の愛妾が男児を出産するが死産。大老・酒井雅楽はうろたえる家綱にラマ教の高僧八思巴を紹介、彼の導に従うことを奨める。八思巴は「人は死して後生まれ変わる。将軍としての再生を願うなら、み仏の子宮を持つ女を探し、その子宮に子種を結ぶより他なし」と言上する。だがこれは大老酒井の策謀だった。家綱から女体探求の使命を授かった堤半次郎は、旅先で十八の生娘、百合と出会う。百合に一目惚れした半次郎はその夜、女郎屋に侵入し得意の忍びの術で彼女をかっさらうと我を忘れて激しく愛撫した。百合も生まれて初めての男にすべてを許そうとするが、何故か男女の営みができない。一方、半次郎がみ仏の子宮を探し当てた事を知った八思巴と酒井雅楽は、忍びの者を使って百合を奪わせた。ちょうどその頃、雅楽らは百合が家綱の愛妾・お島との間に出来た娘である事実を突き止め、家綱が百合と結ばれれば父娘相姦となり仏罰として失脚は必至と、百合を強引に献上してしまう。遂にその日が到来し、驚喜に溢れた家綱が百合のみ仏に交わった瞬間、家綱は昂奮のあまり息を引き取った。城中の一室では半次郎が八思巴に襲いかかり、八思巴の幻術に瀕死になりながらも八思巴の喉首を引き裂いた。家綱のご精水は空しく膣外に散り、大老酒井の野望は崩れ去った。貫通したみ仏の子宮は消滅し、百合と半次郎との激しい絡み合いがいつまでも続いた。

下苅り半次郎 マル秘観音を探せ
(C)東映
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