1976(昭和51年)/4/10公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18642
配給:東映 製作:東映
松方弘樹が明るく快活なヒーロー役を演じるテキヤシリーズの第1弾。
向こう見ずでお人好し、その上短気で喧嘩好き、「森の石松」にあやかって自ら石松を名乗る主人公のテキヤを中心に、石松を取り巻く様々な人物との人間模様を痛快アクション喜劇として描く。
本庄石松は、最先端を行くテキヤと自負する向こう見ずの若者だ。大阪で一緒に暮している妹マチ子には一流大学出身の婿を世話するのが夢。ある日、1億円もの借金を抱えている父のためストリッパーを志願したという大前トミ江に出会い、このまま放置していては危険と彼女を倉敷の実家へ送り届けることにした。普段は女に目もくれない石松だが、トミ江の姉静香に一目惚れ。その余勢で大前家の借金返済の手助けを買って出てしまった!大前家は公害で質の低下した果樹園を他へ移動するため土地を担保に星野産業から借りた1億円を不動産屋財前開発の収金人に持ち逃げされたのだった。返済の日が迫り、間に合わなければ果樹園は星野の手に渡ってしまう。途方に暮れているところに、星野と財前がグルだという話が耳に入った。相手が詐欺師ならこっちもその上をいってやる。石松一家を総動員して大芝居を打ち、石松は手付金1億2千万円を手に入れたのだが…。