1978(昭和53年)/12/2公開 92分 カラー シネマスコープ 映倫番号:19556
配給:東映 製作:東映セントラルフィルム / 東映芸能ビデオ
「遊戯シリーズ」第2弾。大型拳銃マグナム44をひっ下げた殺し屋・鳴海昌平が5年ぶりに東京へ帰ってきた。好評の前作「最も危険な遊戯」に次ぐ、村川透監督、松田優作コンビの現代アクション野心作。
殺し請負業のマグナム野郎鳴海昌平が久しぶりに東京へ帰ってきた。5年前、大組織・頭山会の会長を一発の銃弾でしとめた彼は、海外へ逃亡、ほとぼりのさめるのを待っていたのだ。
ふたたび殺し屋稼業を続けるために動き出した鳴海は、5年前の事件の目撃者美沙子に偶然再会する。美沙子は、今は銀座で売り出し中の一流クラブ「アラビカ」のママ。その眩しいばかりの変身に驚く鳴海はまた、彼女が暴力団勝田組組長の愛人であることも知った。勝田組はかつての弟分・花井が率いる愚連隊花井組と抗争中で、勝田はさっそく鳴海に花井を消すことを依頼した。
狙撃と報復を繰り返す二派の戦争をハカリにかけた鳴海はまず花井に銃弾を浴びせて即死させ、その足で美沙子のマンションに走った。勝田の居場所を聞き出すためだ。たった今、死んだ花井との契約を成立させるためには、勝田を殺さなくてはならない。殺し屋は約束を厳守する。勝田の隠れ家を突き止めたものの、返り討ちにあった鳴海は美沙子の手当てで傷も癒え、しばらく旅に出ることにした。美沙子も一緒である。勝田に狙われる二人はせつない激情に燃えた…。
「遊戯」シリーズ(3)