1980(昭和55年)/11/15公開 117分 カラー シネマスコープ 映倫番号:110141
配給:東映 製作:東映
理屈ぬきに楽しめる劇画タッチのスーパー・アクション時代活劇。「トラック野郎」の鈴木則文監督が真田広之を主役に起用、思いきり大あばれさせる。アクション監督は千葉真一が担当し、忍術、剣術、拳法などの武術に加え、意表をついた20数種のアイデアを創案。スタントやトリックなしのリアルアクションが展開する。
伊賀忍者の頭領・百地三太夫の一族が、秀吉の腹心・将監に滅ぼされて10余年。中国で武芸を修行した三太夫の遺児・鷹丸は百地家残党と再会し、豊臣への復讐と一族の再興を誓いあう。百地家には隠し金山があり、そのありかを示す秘図は二本の短刀に刻まれていた。一本は鷹丸が、もう一本は木曽に隠棲する亡父の友・白雲斎が所有していたが。この二刀を将監と幻之介兄弟の一味、さらには徳川方の服部半蔵が狙う。将監らの急襲で危地に追いつめられる鷹丸と釜ゆで寸前になる五右衛門たち。だが、突如出現して危機を救ってくれたのは拳法の達人である中国娘の愛蓮であった。やがて鷹丸と白雲斎との皮肉な運命の対決を経て、秀吉と家康との対立を背景に忍者大決戦の火蓋が切って落とされた。