1981(昭和56年)/6/6公開 122分 カラー ビスタ 映倫番号:110365
配給:東映 製作:東映
奇想天外!歴史上の傑人が時空間を越えて暗躍する。忍法とオカルトをミックスした空前絶後の山田風太郎作品の映画化。島原の乱で一揆勢を率いて戦うも夢破れ自害した天草四郎時貞は、現世で果たせなかった怨念を果たすべく再びこの世に蘇った。製作・角川春樹、監督・深作欣二の下、天草四郎に沢田研二、ガラシャ夫人に佳那晃子。その他、緒方拳、千葉真一、真田広之ら豪華かつ個性派のキャストが顔を揃えている。
寛永15年。12万の幕府軍によって島原の一揆勢はことごとく惨殺され、若き総大将・天草四郎時貞もその首をさらされた。その夜、聖なる教えをかなぐり捨て、悪魔の力を自らのものとし、雷鳴と共に黄泉の国から蘇った四郎は、黒魔術で細川ガラシャの霊を呼び出し、その肉体を復活させる。宮本武蔵、宝蔵院胤舜、伊賀の霧丸ら稀代の兵法家たちも理由は様々だが、自分のやりたいことをするために蘇り“魔界衆”に加わってきた。四郎は、細川ガラシャの霊が乗り移ったお玉を大奥に送り込み、お玉の色香に溺れた家綱を意のままに操り始める。一方、魔人たちは、天下一の剣術家を倒すべく、諸国修行の旅を続ける柳生十兵衛に次々と襲いかかる。そして、死闘の果てに魔人たちを倒した十兵衛の前に、死んだはずの父・柳生但馬守宗矩が現れた…。
第5回日本アカデミー賞(最優秀美術賞)