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野菊の墓

The Tomb of The Wild Chrysanthemum

1981(昭和56年)/8/8公開 91分 カラー ビスタ 映倫番号:110419 
配給:東映 製作:東映

歌人・伊藤左千夫が明治39年に発表した美しくも哀しい愛の世界を描いた不朽の名作「野菊の墓」の映画化作品。
野菊の花にも似た清楚で愛らしいヒロイン・民子に扮するのは本作が映画初主演となる国民的人気アイドル・松田聖子。相手役の政夫には、全国一般公募の中から選ばれた新星・桑原正。監督は澤井信一郎。

野菊の墓
(C)東映

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「花一色 ‐野菊のささやき‐」松田聖子

ストーリー

政夫の生家は醤油の製造業を営む旧家だった。数え年15歳の政夫は、ある日、病弱な母・きくの薬を取りに町へ向う途中、すれ違った舟の中に桃割れ姿の民子を見つけて胸を躍らせる。民子は政夫の従姉で二つ年上の17歳。きくがわが娘のように可愛がっていて、政夫とは姉弟のように仲が良かった。やがて、きくの面倒と家事の手伝いをするため民子は政夫の家に住みこむようになり、二人の仲はいっそう親密になっていく。きくや兄の喜一郎は、そんな二人を気にも留めなかったが、兄嫁の初子は意地悪な目で民子をみつめ、奉公人のお増や常吉たちは好奇心も手伝ってあれこれ噂話をするようになっていた。民子と政夫は自由に話すこともできなくなるが、それが二人の想いを淡い恋ごころへと変えていった。そして、秋祭りの日、政夫は道端に咲く野菊を見つけ、その可憐な美しさを民子にたとえるのだった。

野菊の墓
(C)東映
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