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S-１星・2350年。ガットラーの一派によるクーデターが突如発生した。先頭に立つのは司令官アフロディア。それは、放射能で汚染されたS-１星を捨て、第二の故郷を求めて旅立とうとする軍部と、自らの手で星を浄化しようとする科学者グループとの対立だった。この戦いでマリンは、科学者の父を失い、アフロディアは弟を失い、二人はお互い憎悪の炎を燃やすのだった。やがて二人は地球侵略をめぐる戦いで再び宿命的な再会を果たす。ガットラー軍の要塞を破壊し、地球に味方をしたマリンだが、裏切りによって地球連盟軍の攻撃を受け、ガットラー軍に助けられたのだ。地球人たちの裏切りを怒り、地球軍の基地の所在を密告するマリン。だが、ただ一人、そんな彼の態度を喜ばぬ者がいた。アフロディアだ。「お前を見損なった！私はお前を仲間だとは思わない！」弟の仇と憎みながらも初めての出逢いで魅かれ、戦うことで抑えてきた密かな想いが、なおさら彼女の怒りをかき立てたのだった。そして日毎に戦いは激化し、マリンとアフロディアは憎しみの中に次第に愛の炎を燃え上がらせていく…。