1985(昭和60年)/3/16公開 45分 カラー ビスタ 映倫番号:24946
配給:東映 製作:東映アニメーション
トリであってトリでなく、人語を解すれどヒトでもない。鳥類のニューウェーブ、ニワトリモドキのガンモドキ。ガンモと半平太が、なぜか「元祖桃太郎」と「本家桃太郎」となって鬼退治の旅に出る。ガンモと半平太がたどる「おとぎの国」フェスティバル。
週刊少年サンデーに連載された人気コミックの劇場版アニメ。
1985年春「東映まんがまつり」上映作品
時代は何時頃…多分ゲンダイ。でも夢の中のことかもしれない。なぜなら、ガンモは竹の中から生まれ、半平太は桃から生まれたのである。この二人…否、一人と一羽は、「本家桃太郎」と「元祖桃太郎」と名乗ったばかりに、おとぎ話に従って鬼が島へ鬼退治に行かねばならなくなった。ところが、鬼たちの襲撃に遭って、帆掛け舟は海底へ。着いたところが竜宮城。底には官女姿のつくねと乙姫様のあゆみがいるではないか。ガンモと半平太は飲めや歌えの大歓迎をうけたまでは、おとぎ話の浦島太郎そっくりだったが、その後で、あゆみ乙姫に鬼退治と鬼が島にある宝物を取り返してくれと頼まれる。鬼は怖いが「桃太郎」だから仕方がない。ガンモと半平太は、何故か「牛若丸」になったり「一寸法師」になって、鬼たちに戦いを挑む。鬼たちも負けてはいない。可愛い「マッチ売りの少女」に変身してガンモを誘惑しようとし、「ガリバー」もどきの巨人となって襲ってくる。ガンモと半平太は「ジャックと豆の木」の世界から空に逃れ、遂に月世界まで行ってしまった。宝の地図をめぐって、空に海にまた地上に、行く先々は全て「おとぎの国」。ガンモと半平太のズッコケ珍道中は、果てしない夢を乗せて続く…。