1989(平成元年)/4/18公開 119分 カラー ビスタ 映倫番号:112918
配給:東映 製作:東映
第1作、第2作ともに大ヒットを記録した「極道の妻たち」シリーズの第3作。
キャストは、広域暴力組織坂西組組長の妻・葉月に扮する三田佳子に加え、もう一人の看板スターとも言うべき、かたせ梨乃が出演。男優陣には萩原健一、丹波哲郎、成田三樹夫ら。演出は降旗康男監督、名手・木村大作の華麗なカメラワークも見どころの一つである。
関西の広域暴力団・坂西組長が倒れて入院した。坂西の妻・葉月は、1万5千人余の組員を抱える組長の妻として気丈な対応ぶりをみせていたが、そんな折、若頭補佐の赤松が出所する。この赤松こそ坂西の子飼いで、親分のためなら命もいとわぬ坂西組きっての行動派であった。その赤松を迎え入れる舎弟頭・寺田は、組の近代化、企業化を推進して着々と四代目のポストを狙っていた。それから間もなく三代目が急死。組は当分の間、寺田が組長代行として急場を凌ぐことにはなったが、主導権争いが生じる。、寺田派に対抗して赤松を推す一部の幹部もいたが、赤松の内心にはトップへの野心は無かった。三代目葬儀の夜、ホテルの一室でくつろぐ葉月と赤松。各々に男と女の熱い想いがあるが、忘れざるを得なかった。そんな時、野方操という女が赤松に近づいてきた…。
「極道の妻たち」シリーズ(10)