2005(平成17年)/2/5公開 91分 カラー ビスタ 映倫番号:117093
配給:東映 製作:東映アニメーション / フロンティアワークス
2000年に発売されたPC版ゲームソフト『AIR』は、その壮大な世界観とストーリー性が話題を呼び売り上げ本数10万を超える大ヒットとなった。発売後4年目においても『名作』としてファンの根強い支持を受ける本ソフトを「エースを狙え!」「あしたのジョー」「ブラックジャック」等の演出を手懸けた出崎統が劇場アニメに昇華させた。
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海と空が見えるその町には、はるか昔から伝わる物語があった。背に白い翼を持った少女と彼女を護衛した青年の悲しい物語が・・・。姫君はその異様な姿のため屋敷に閉じこけられ、外の世界を見たことさえなかった。遠くに母親がいるらしいと聞いたことはあっても会いに行くなど到底無理な話である。ある時、ひとりぼっちの姫君の前に一人の青年が現れる。青年は姫君に外の世界の話を語って聞かせ、喜ばせる。そして青年と姫君はいつしか恋に落ちていく。しかし、青年には翼を持つ者に恋をしてはならないという呪いがかけられていた。少女-神尾観鈴は、一人ぼっちの自分と物語の姫君を重ね合わせていた。病気がちな観鈴は、学校も行かず友達もいない。この町からでたこともない。でもいつか自分にも、姫君と同じような出会いが待っているかもしれない。そんな観鈴の前に人形遣いの青年が現れる。彼には死んだ母親から伝えられた言葉があった。「空にいる少女を救って」のろいを受けながらも恋をした翼の姫君と護衛の青年。翼の姫君に自身を重ねる少女。そして「空にいる少女」を救う旅する青年・・・。現在と過去が交錯し、想いが時を越えていく。それぞれの恋はどのような結末を迎えるのか?