2007(平成19年)/4/7公開 110分 カラー ビスタ 映倫番号:117622
配給:東映 製作:「大帝の剣」製作委員会
「陰陽師」など多数のベストセラーを発表し、広範な支持を得る夢枕獏の超SF伝奇時代小説を映画化。蓬髪の巨漢にして三種の神器のひとつ「大帝の剣」を背負う孤高の侍・万源九郎ほか天草四郎、妖怪、宇宙人など多彩なキャラクターを登場させ忍術・妖術・剣術入り乱れる破天荒な”夢枕ワールド”を「TRICK」「サイレン」「明日の記憶」とヒット作を連発する堤幸彦が大胆に脚色。本作でも卓越した映像センスとユーモア溢れる演出手法を存分に発揮している。
江戸に徳川幕府が生まれて数十年後。オリハルコンという謎の金属で作られた大剣を背負う大男・万源九郎。何を隠そう、この大剣は”三種の神器”の一つ。この世にはあと2つ、同じオリハルコンから作られた”闘神の独杵鈷”と”ゆだの十字架”が存在し、3つの神器全てを手にした者は世界を制するほどの凄まじい力を得ると伝えられている。源九郎は「三種の神器を本来持つべき者に届けよ」という祖父の遺言を受け継ぎ、残り2つの神器を求めて旅を続ける道中、豊臣の血を引くが故に幕府から命を狙われる麗しき姫・舞に出会う。舞を救った成り行きで源九郎は舞と彼女を守る真田の忍者・佐助と共に旅を続けることになった。次第に奇矯な言動を見せ始める舞。何と、舞の体内にはオリハルコンを求め地球にやってきた宇宙人ランが寄生していたのだ!更に、その様子を密かに窺う謎の美剣士・牡丹もまたオリハルコンを求めていた。一方、”三種の神器”と舞の命を狙う幕府が放つ妖怪忍軍”土蜘蛛衆”そして宇宙人ランを追って宇宙の果てから宿敵ダクシャが来襲し、次々と宿主を変え、源九郎たちの往く手を阻む。次々と襲い掛かる人智を超えた敵。オリハルコンをめぐる壮絶な死闘に源九郎は不敵に笑う・・・「おもしれぇ!!」