1948(昭和23年)/1/20公開 84分 モノクロ スタンダード 映倫番号:A372
配給:大映 製作:東横映画
東横映画製作第4作。尾崎紅葉の有名小説を二部作にて映画化。
鴨沢家に下宿していた間貫一と鴨沢家の娘の宮は、誰からも祝福される相思相愛の仲であった。英和高女を卒業した宮は、ふたりの同級生らを呼んだ正月のかるた会で千万長者の富山と出会うのだが、その横柄な態度に憤慨するも彼の指に光る五十万円の指輪が目に焼きついて離れなかった。富山は間もなく宮に求婚を行った。一方、貫一は宮の父から学業の支援を受けていたのだが、その父が官職から去ることを知り、貫一は親友の荒尾に学校を辞めることを考えていると告げた。宮はそのことを知り、貫一の学業を続けさせたい思いから、富山の求婚を条件付で受諾してしまう。だが理由を知らない貫一は、この結婚話で深い絶望を受けてしまうのだった…。
「金色夜叉」シリーズ(2)