1949(昭和24年)/3/29公開 73分 モノクロ スタンダード 映倫番号:A378
配給:松竹 製作:東横映画
女学校の同級生であった映子と民恵。だが英語教師を父に持つ民恵は卒業後に保険会社に勤める生活を始めたのに対して、母だけに育てられた映子はいつしか不良となり、町の喫茶店やダンスホールに入り浸って享楽に耽る毎日を送っていた。少ない給料で困窮していた民恵は、そんな映子の生活をいつしか羨ましく見るようになっていた。映子は新興成金と同棲していた姉のもとに預けられたことで、益々享楽的な生活を深めていく。一方民恵は出たばかりの給料を掏り取られてしまった。両親に打ち明けられなかった民恵は、盗られたお金を工面しようと映子に相談を持ちかけた。映子は義兄の榊原からその金を出してもらう。一方その映子に惚れていた学生の小島は、映子の気を引くために借金を繰り返し、その返済を与太者竹内に追い立てられるようになっていた。小島は映子に金策を頼み、映子は榊原に民恵と会わせる手はずをすることで金を工面した。その時、映子は小島から呼び出しの手紙を受け取り、喜んで待ち合わせの旅館に向かうのだが、そこにいたのは小島ではなく竹内だった。小島は借金のかたに映子を売ったのだった…。
「不良少女」シリーズ(2)