1949(昭和24年)/10/3公開 78分 モノクロ スタンダード 映倫番号:23
配給:大映 製作:東横映画
五年前から婚約していたサラリーマンの良介とタイピストの絹子だったが、昨今の住宅難で一緒に住む家が見つからない。権利金無しで風呂と電話月の家賃五百円の家を見つけた良介だったが、そこは独身男性限定であった。街頭で住宅クジの噂を聞いて絹子が見事に当てるも、そこは雨漏りがひどく、しかもその家に満州から引き上げてきた、良介の大恩人川上が転がり込んできた。二人は無下には追い出せないからと夫婦喧嘩をして気まずい雰囲気を作ろうとするが、川上には通用せずに絹子が外に出る破目に。すると川上は自分の友人前田会長の娘と良介を無理矢理見合いに持っていくのだが、かろうじて縁談は失敗させることができた。川上の追い出し作戦が手詰まりになってしまった良介たちだったが、川上は突然前田会長の誘いで九州の炭鉱に行くことになる…。