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女の顔 

1949(昭和24年)/11/28公開 95分 モノクロ スタンダード 映倫番号:65 
配給:東京映画配給 製作:太泉映画

女の顔 
(C)東映

ストーリー

開業医として20年もの間ばあやの茂子と二人暮しをしていた坂本信子は、容姿に自信が持てず、流されるままに結婚して一人息子英夫を生んだのだが、夫は若い看護婦と駆け落ちして消えてしまった。英夫はやがて塚田和子と結婚の約束をするのだが、その直後に戦死してしまった。信子は茂子と、看護婦の三上秋子との三人で医院を営み、味気ない半生を送っていた。唯一、和子の来訪だけが信子の楽しみだった。そんな和子にも、感じのいい青年黒川との縁談の話が持ち上がり、和子自身も新しい生活を目指そうと心に決めた時、英夫にそっくりな青年、浅利安雄が現れた。彼はあの駆け落ちした夫と看護婦の息子で、二人は既になく、異母兄の英夫を探してこの町に辿り着いたのだ。同時に安雄はこの町でヤミ買いの思惑を潜めていた。安雄は坂本医院に住み込むことになり、和子は激しく動揺する。坂本信子はそれでも安雄の全てを許し、英夫のように愛しはじめていた。だが、安雄は服にピストルを隠し持ち、次第に不良性を露にしてきた。看護婦の秋子と安雄が抱き合う姿を目撃した信子はかつての夫の姿を思い出したが、それでも安雄を許した。黒川も、和子の心が安雄に傾いてるのを知りながら、彼に信用組合への職を斡旋する。そんな坂本先生や周囲の情に、少しずつ安雄も立ち直るようになっていったのだが…。

女の顔 
(C)東映
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