1949(昭和24年)/12/20公開 75分 モノクロ スタンダード 映倫番号:85
配給:東京映画配給 製作:東横映画
お江戸日本橋から道中を開始した弥次さん喜多さん。その最初の日本橋で、男に追いかけまわれる女の姿を見つけた二人は、すぐに男を殴って女を逃がしてやったのだが、実は女のほうが夜鴉のおもんという盗賊で、男のほうが岡引だったと知り慌てて逃げ出した。流しの歌い手に化けて宿屋に泊まろうとしてもすぐにばれ、慌てて逃げ出した先が喧嘩真っ最中の新婚夫婦の部屋、仲裁に入ろうとしたら逆に泥棒呼ばわりで、ここでもすぐに逃げ出した二人。東海道を流して歩く旅一座の仲間に入れてもらい、飯にありつこうとしたのだが、なかなか仲間にはしてくれない。その一座の座長義平治の養女である花扇は二枚目役者の梅昇といい仲だったが、義平治は花扇をばくち打ちの親分に売ろうとしていた。花扇は舞台上で本物の出刃を使って義平治を斬ろうと決意した。その演目の最中に飛び込んだのは…。さて、楽屋にあった猫のぬいぐるみを着て街道筋へやってきた弥次さん喜多さんは、町の人を脅かして楽しんでいると家老の平川大学にぶつかってそのまま城中に捕らわれてしまった。大学は姫を自分の息子宅馬と結ばせて城を乗っ取ろうと企んでいた。大学は猫姿の二人を使って、お殿様が掛かっている猫のたたりから逃れるには、息子と結婚するしかないと脅そうとしていたのだ。だが姫には植木職人の佐七に惚れていた。そして弥次さんの元奥さんがこの騒ぎに絡んでいた…。
「弥次喜多」シリーズ(4)