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東京ファイル212

1951(昭和26年)/1/26公開  モノクロ スタンダード 映倫番号:E-95 
配給:東京映画 製作:BMプロ / 東日興業

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ストーリー

神風特攻隊の生き残りとして敗戦を迎えた松戸太郎は、死ぬことを第一に教育を受け訓練された身として、日本の無条件降伏を受け入れることができなかった。そんな太郎をある「組織」が見逃さず、彼は「組織」に引きずり込まれていった。アメリカ通信の記者として日本にやってきたジム・カーターは、空港事務所で司令部のグローブス大佐より、ある写真を見せられた。そこには大学時代の友人であった太郎の、プラカードを持った姿が写っていた。大佐はジムにある命令をする。外人記者クラブで、ジムはステフィという女性と、ロンドン・デイリー・ニュースの記者を名乗るジョフリーという男に出会った。ジョフリーに油断のならないものを感じつつも、面倒見が良く東京にも通じたステフィと共に太郎を探し始めた。ある夜、暗い酒場で太郎の姿を見つけたジムだったが、仙次に邪魔をされて追い返されてしまった。そしてこの事件以降、ジムを尾行する存在が現れた。そこでジムは政府の要職にある太郎の父に会うことに。彼は行方不明の太郎を探すには、許婚のなみ子を探し出すのが先決だとジムに話す。だがそれ以降、ジムの周囲で不思議な出来事が続く。江ノ島で太郎の姿を見かけ、熱海で貿易商大山の宴会に参加しているとこで、太郎からの電話によって危難を逃れたり、そして匿名の手紙によりなみ子の居場所が判明した。だが、なみ子の傷害事件が発生し、ジムは「組織」の姿にぼんやりと気付きはじめた。「組織」は太郎に何をさせようというのだろうか…?

東京ファイル212
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