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黎明八月十五日 終戦秘話

At War's End

1952(昭和27年)/5/1公開 98分 モノクロ スタンダード 映倫番号:671 
配給:東映 製作:東映

戦争末期の日本人の真の姿と、内閣の混乱、そしてその焦燥を如実に描き聖断下る八月十五日の偽らざる真相を画面に再現した必見映画。

黎明八月十五日 終戦秘話
(C)東映

ストーリー

日本全てが戦争の災禍と軍属の重圧につかれきっていた昭和二十年七月。青年記者の佐伯は、そんな過酷な状況下でも己の信じる正義を貫かんと苦しんでいた。彼の周囲には、自分の思想を見失いつつあった作家の吉田や、冷酷な憲兵に傷つけられた娘君子など、戦争に苦しめられている人々がそれでも必死に生きている。山田二等兵は軍隊から脱走したため、妻の良子は世間から非国民の妻とさげずまれ、そして憲兵隊に追い詰められていた。山田が家に辿り着いた時、娘の年子は病床で苦しんでいた。そして追ってきた憲兵は山田を追い詰め、ついには妻の面前で銃殺してしまう。そして八月六日、広島に原子爆弾が投下された。いよいよ本土決戦間近と人々は竹槍を握り締める。だが、それから間もなく、昭和二十年八月十五日、終戦を迎えるのだった…。

黎明八月十五日 終戦秘話
(C)東映
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