作品検索

作品紹介

恋風五十三次 

1952(昭和27年)/5/8公開 83分 モノクロ スタンダード 映倫番号:686 
配給:東映 製作:山田栄一

善意の江戸っ子、弥次郎兵衛、喜多八の両名、気楽な伊勢参拝の東海道を苦笑と爆笑と洒落た数々のエピソードで、綴った明朗道中記。

恋風五十三次 

ストーリー

根っからの江戸っ子である弥次郎兵衛と喜多八は、風の向くまま気の向くままに東海道を旅していた。神奈川を過ぎた松並木の辺りで、弥次郎兵衛の乗った馬が突然暴れ出し、通りかかった大名行列のお駕籠の前で転倒してしまった。ところがこの騒ぎを面白がった殿様は、弥次郎兵衛の気風のよさを気に入って、手打ちにするどころか自分が泊まる宿で酒の大盤振る舞い。お殿様は家臣の桧垣重兵衛を二人のお供につけて、この二人の様子を逐一報告するように命じた。こうして奇妙な関係の三人となって旅を続けるなか、途中で番頭風の男と道連れになり宿を共にするが、この男実はゴマの蝿。弥次さん喜多さんの二人はすっかり無一文に。桧垣は二人を見かねて金を工面しようとするが、二人は申し出を断りそのまま旅を続ける。すると、行方知れず之父を探す巡礼姉弟と出会い、五朗兵衛という名だけを頼りに父親探しに協力することに。途中、あのゴマの蝿を遂に見つけ捕らえることに成功するが、この男こそ巡礼姉弟の父その人であった…。

恋風五十三次 
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)