作品検索

作品紹介

二人の母 

1952(昭和27年)/12/11公開 98分 モノクロ スタンダード 映倫番号:865 
配給:東映 製作:東映

名調子三門博と天津羽衣の浪曲に乗って悲しくも綴られる生みの母と育ての母の葛藤、二人の母にはさまれて愛情の岐路に迷う運命の子。

二人の母 
(C)東映

ストーリー

小さな漁業会社を経営し、慎ましくも静かに生きてきた厚木俊作とその妻町子、そして先妻玉枝との子である磁に俊作の母である岸代の4人。だがその平穏な生活はアメリカ帰りの奔放な先妻玉枝によって終わりを告げる。従兄の黒田に唆された玉枝は、息子の磁を取り返さんと、町子の父大石と俊作の親友の北沢を巻き込んで策を仕掛ける玉枝により、漁業会社は倒産し、俊作は無実の罪で投獄されてしまった。夫も家も磁さえも玉枝に奪われ、傷心の町子は北沢の家に身を寄せるのだが、町子を狙う黒田は彼女と北沢の仲をわざと俊作に伝え、その一方で大石を介して町子に結婚を迫っていた。黒田の執拗な求めから逃れるために、玉枝のところから逃げてきた磁と信州へと向かった町子だったが、絶望からは逃れられず遂に二人は身投げしてしまう。間一髪で助け出された二人。しかし帰京した町子は黒田に捕まってホテルの地下室に閉じ込められ、磁も玉枝のもとに戻されてしまった・・・。

二人の母 
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)