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朝焼け富士 後篇

1953(昭和28年)/3/19公開 98分 モノクロ スタンダード 映倫番号:935 
配給:東映 製作:東映

波瀾万丈の前篇に続く佳境の後篇。二人のお姫強盗の謎、風雲急を告げる八幡奉納楽に遂に対決する正邪の白刃、豪華スター白熱の競演による待望の解決篇登場。

朝焼け富士 後篇
(C)東映

ストーリー

金太郎にピストルを突きつけた大名常は、空に向かって銃砲を響かせた後、黒法師たちはいっせいに刀を引いた。そのまま大名常は金太郎を鍵定の寮まで連れて行き、滝田屋のお滝が備前屋のお藤を囮に金太郎の素性を探ろうとする。だが金太郎の姿に意地も消えうせてしまうお滝であった。一方、大名常は水野一門であるはずだが、滝夜叉姫子こと松平一門の多喜姫とお藤を救う。土井大炊頭が買上米不正事件の捜査に再び乗り出したことに気付いた水野一派は、まず杉本仁左衛門を釈放し、笠原の配下に見張らせた。仁左衛門は筒井伊賀守の配下で、多喜姫の育ての親であった。だから彼の釈放を知れば、滝夜叉姫と、そして伊賀守の息子平九郎がその正体である金太郎が、必ず見舞いに訪れると踏んだのだ。二人は仁左衛門宅に姿を現した。そして金太郎こと伊勢平九郎は、多喜姫の許婚。多喜姫は初めてその頬を燃やす。更に姫からは大名常の正体が、彼女の叔父で買上米事件の不正を暴くために動いていた、舟木市之助であったことを聞く。だが過去の行き掛かりで、水野達に従わざるを得なかったのだ。追い詰められた水野一派はいよいよ積極的に行動を起こし、お藤を狙う笠原が主人の新兵衛を斬ってしまい、これを知った大名常は笠原を殺してしまう。水野は遂に、深川八幡の奉納楽の当日に多喜姫の暗殺を大名常に命じるのだった…。

朝焼け富士 後篇
(C)東映

シリーズ

「朝焼け富士」シリーズ(2)

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