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大菩薩峠

Merciless Blade

1953(昭和28年)/4/23公開 111分 モノクロ スタンダード 映倫番号:995 
配給:東映 製作:東映

世界唯一つの長編小説として、流麗の物語、多彩の登場人物の活躍など中里介山一代の名作の映画化。

大菩薩峠
(C)東映

ストーリー

江戸末期の甲州・大菩薩峠の頂上。年老いた巡礼を新刀の試し斬りに伏せた虚無の剣客机龍之介は、巡礼の孫娘お松を残し去っていった。峠を通りかかった裏宿の七兵衛がお松を救い、彼女の伯母である山岡屋のお滝に預けようとするが、お滝は二人を冷たく追い払う。一方龍之介は間もなく行われる宇津木文之丞との御嶽神社奉納試合にて、勝ちを譲ってもらうように文之丞の許婚お浜に懇願されるも逆に彼女を拉致し、自分のものにしてしまう。奉納試合当日、文之丞は龍之介に斬り殺され、龍之介は逸見道場から狙われる身となる。宇津木家から追われたお浜と共に江戸に逃げる二人。入れ代わるように文之丞の弟兵馬が机龍之介の父机弾正に面会を求めた。弾正はその人格に惚れ、兵馬は剣聖島田虎之助の内弟子となった。それから四年の歳月が経ち、江戸に逃れた龍之介とお浜は一子郁太郎をもうけ、侘しい生活を送っていた。そしてお松も生花の師匠お絹に養われていたが、お絹はお松を旗本神尾の屋敷へ腰元奉公に差し出してしまった。屋敷で机家の下使いであった平八と出会い、一緒に屋敷を抜け出していく。だが逃げ延びた先で伯母のお滝に騙され売られてしまう。一方龍之介は新撰組の一員となるが、偶然であった与八から父の死を知り、そして兵馬が龍之介に果たし状を送ったことを知ったお浜は、兵馬の為に龍之介に刃を向けるも、龍之介はお浜を殺してしまう。

大菩薩峠
(C)東映

シリーズ

「大菩薩峠」シリーズ(3)

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