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源太時雨 

1953(昭和28年)/7/1公開 76分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1044 
配給:東映 製作:宝プロ

故山中貞雄が処女作品として発表した「抱寝の長脇差」の再映画化。旅鴉磯の源太が、助ッ人渡世の果てに、ふと知り初めた恋のまごころ。寛寿郎、轟股旅時代劇。

源太時雨 

スタッフ

原作:
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ストーリー

祭囃子が静かに聞こえる宿場茶屋杉戸屋には、お露という流れ者の女が昔を偲んで聞き入っていた。お露は宮久保の用心棒小田切定一郎から逃れここに辿り着いた。彼女を慕って矢切の伝兵衛の身内の弥吉も杉戸屋の常連となっていたが、一本気な弥吉の性格もお露には重荷となっていた。更に弥吉の弟分である勘太もお露に思いを寄せていた。ある日、酒乱の定一郎は弥吉と喧嘩になり、その白刃が素人衆にまで及びかけた時、片隅から矢切の旅人、磯の源太が現れ、仲裁役を買って出た。源太はお露の幼なじみで、十五年振りに故郷に戻ってきたのだ。この地では宮久保と伝兵衛が醜い縄張り争いを繰り広げ、祭りの翌日に真間の松原で闘争が繰り広げられた。源太は伝兵衛一家の助っ人に加わるが、一家は定一郎により敗退。源太は弥吉を逃がそうとするが弥吉は定一郎に斬られてしまった。やがて縄張り争いは手打ちとなるのだが、勘太は兄貴を定一郎に殺されたことを知り激昂。その争いに旅姿の源太が割って入り、お露に十日後に迎えに来ると言い残し旅立ってしまった。そして十日後の朝、突然定一郎がお露の身請け金を持って杉戸屋に現れた。同じ頃宮久保一家が伝兵衛に殴りこみをかけていた。伝兵衛を殺され苦戦する勘太の前に、お露の身請け金を大前田英五郎から無心してきた源太が戻ってきた!

源太時雨 
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