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死の追跡 

1953(昭和28年)/7/28公開 87分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1074 
配給:東映 製作:東映

大都会の夜の殺人事件・・・・・・闘魂に燃える若き新聞記者が、特ダネを追う中に知らず知らず犯罪の渦中に巻き込まれてゆく。恋の哀愁、強力な劇的迫力、血を呼ぶ男の友情など、話題を呼ぶロマンチックスリラー映画。

死の追跡 
(C)東映

ストーリー

ある夜に、一人の男が殺された。東日新報の今井記者は、西沢社会部長よりこの事件を任されたが、国際的な犯罪の可能性があると睨んだ警視庁は極秘裏に捜査を進めようとしていた。だが、殺された山口の死体に残されたラブレターに、ミーちゃんという名が書かれていたことが各新聞に報じられ、事件は世間の注目を浴びる。今井は他社に先駆けて刑事を尾行し、その名前の主である踊り子の緑川久美子を発見する一方で、久美子の情夫でもあった戦友の沼部と再会、しばし事件のことを忘れて旧交を温めるのだった。翌朝、山口の所持していた二挺のピストルが見つかり、警視庁の橋本刑事と西山刑事はツンちゃんとジープと呼ばれる男を逮捕する。だがふたりは真犯人に操られているに過ぎなかった。今井は沼部と再会し、戦場での恩人だった多田中隊長の元へ案内される。だが多田は失明し、妹の夏子の助けを受けながら廃人同様の生活を送っていた。一方連日の尋問によりツンちゃんは「先生」と呼ぶ指導者の存在を白状し、彼らの証言を許にモンタージュ写真を作成したが、その顔は沼部にそっくりであった。愕然とした今井は沼部に真相を問うが、沼部は今井を突き飛ばして逃走、共に逃げた久美子はホテルの一室で沼部と争い、殺されてしまう。だがその沼部も直後に自動車の中で、何者かの手によって殺されてしまった…。

死の追跡 
(C)東映
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