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危うし!鞍馬天狗 

1953(昭和28年)/10/20公開 79分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1164 
配給:東映 製作:東映

御存知天狗が、吉兵衛、杉作と共に雲低迷する江戸に乗り込み旗本八万機と対決、町衆征伐の軍資金をロシアから借用せんとする売国奴の陰謀と暗殺剣をめぐって活躍、鞍馬天狗空前の危機に陥るという痛快編。

危うし!鞍馬天狗 
(C)東映

ストーリー

幕府最後のあがきを長州征伐に求めんとした慶応元年の春。神楽坂の軒に旗本佐竹主水正が首を吊って死んでいるのが見つかった。町方同心鹿塩東蔵は他殺の疑いを抱いたが、上役の矢島喜平は何故か強く否定した。だが見物していた一人の浪人が死因は他殺であると指摘して立ち去った。この男こそ鞍馬天狗である。天狗は数名の武士に襲われるが、折井新助と名乗る武士の剣気から彼らを振武館道場の一味と目星をつけた。一方鹿塩は天狗の人柄に引かれ後をつけて隠れ家を訪れ、忽ち意気投合する。事件の陰に長州征伐に関わる旗本達の怪しい動きがあるとみた天狗は、振武館道場に折井を訪ね、佐竹主水正殺害の犯人と断定するが、その折井も短銃で射殺されてしまった。折井の懐には柳橋の芸者粂次の手紙が見つかり、天狗と鹿塩は粂次を訪ねるが、彼女は折井の情人ではなかった。翌日、高杉晋作が吉兵衛と共に天狗を訪ねてきた。天狗と高杉の会談を盗み聞きしていたのは粂次であった。吉兵衛が粂次の後をつけるが、不慣れな江戸ゆえ粂次にまかれてしまった。一方鹿塩は捕方を率いて会談場所に踏みこみ、天狗の正体を知る。ショックを受けるも心を決して杉作を逃してやるのだった。天狗は踏みとどまり阿修羅の奮闘で浪士たちを逃した後、自らも大川に飛び込んだ。だが対岸に浮かび上がってきたところを平井勘兵衛の短銃に撃たれ、行方不明になってしまう・・・。

危うし!鞍馬天狗 
(C)東映

シリーズ

「鞍馬天狗」シリーズ(8)

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