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殴り込み二十八人衆 

1954(昭和29年)/2/10公開 80分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1259 
配給:東映 製作:東映

清水次郎長と黒駒の勝蔵の対立をめぐって活躍する次郎長一家の暴れ者・大瀬の半五郎の恋と長脇差と人情を月形龍之介、大友柳太朗、花柳小菊、高千穂ひづるの四大スターの競演で描いた娯楽時代劇。

殴り込み二十八人衆 
(C)東映

ストーリー

大前田五郎の没後、流れを汲む黒駒の勝蔵は、新興勢力として急速に台頭してきた清水次郎長の威勢を妬んで争いを挑み、遂に慶応三年二月、富士川べりで決戦をすることになった。だがこの争いは土地の貸元である岩淵の庄右衛門が祭礼を口実に収め、勝蔵はこれを機に縄張りを広げようと賭場荒らしを繰り返した。次郎長はこれを予期して大瀬の半五郎に鬼吉・鶴吉らと共に命令して岩淵に戻らせた。半五郎は庄右衛門の娘お鈴を助け勝蔵の子分を追い出したが、懲りない勝蔵は安濃徳と組んで反撃の機会をうかがう。次郎長は半五郎に勝蔵の本拠へ手紙を届けさせるが、その時半五郎は莫連女となっていた幼なじみのお龍と再会した。お鈴の面影を忘れられない半五郎はお龍への思いを振り切り清水へ引き返す。黒駒一家の暴状は日に日に募り、半五郎が岩淵に駆けつけたときは既に遅く、庄右衛門は非業の最期を遂げた後であった。怒りに燃える次郎長はお鈴を引き取り、雌雄を決するべく子分に西下する勝蔵一家を追わせる。その道中で又もお龍と出会い、彼女の恋心に背を向けて白浜を後にする半五郎。一方寺津の関之助方に身を寄せていた次郎長は、旧知の仲の羽黒の勘六と出会うが、勝蔵に一宿一飯の恩義がある勘六は次郎長の命を狙って失敗する。だが次郎長は勘六を許し、その心意気に心酔した勘六は旅に出ようとして勝蔵に斬られ、半五郎に勝蔵の隠れ家を教えて息絶える。次郎長は直ちに隠れ家に向かうが…。

殴り込み二十八人衆 
(C)東映
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