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続水戸黄門漫遊記 副将軍初上り

1954(昭和29年)/4/13公開 93分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1325 
配給:東映 製作:東映

犬公方・綱吉の暴利殺生禁止令の行きすぎによる馬鹿騒ぎから犬山藩のお家騒動お手入など、黄門様の気まぐれ旅の途上に起こる次々の事件を愉快なエピソードで描いた「水戸黄門漫遊記」の続編。

続水戸黄門漫遊記 副将軍初上り
(C)東映

ストーリー

助さん格さんを引き連れて東海道漫遊の旅を続ける黄門様は、助さんに付きまとうお蝶にてこずりながらも、岡崎の町にやってきた。城下では綱吉将軍の生類憐みの令に振り回され、折りしも亀山藩の将軍家御献上のお犬様が御通行とあって大変な騒ぎに。特にお犬様が宿泊する「さのや」は戦々恐々で、黄門様は行灯部屋に押し込められる始末。ところがその夜、お犬様の一匹が行方不明になってしまった。この騒ぎを利用して、さのやの一人娘お光に横恋慕していた町奉行柳原主膳の弟新太郎は目明しの弥源太と共に、お光を我が物にと迫る。だが実はこの行方不明騒ぎは御触れに怒った黄門様が一匹隠したのが原因だったのだ。お奉行所につれられた黄門様、主膳の取調べに憤然して遂に名乗りを上げてしまう…。さて、所変わって尾張の国の犬山城。岡崎の騒ぎも収まり黄門様がお忍びでやってくるという早馬の知らせに、城内は蜂の巣をつついたような大騒ぎ。だがこの知らせに当惑するのは家老の黒松伝右衛門。以前から御家横領を企み、城主の側室お島の方を通じでできた我が子の錦之助を嗣子に立てるべく、正室の子の信千代を亡きものにしようと企んでいたのだ。伝右衛門の奸計を知った乳母の綾乃は光圀に直訴するため、信千代を抱いて城を脱出した。ところがその日に入城してきた黄門を名乗る三人連れは、路銀に窮して一芝居を打った旅役者が扮した真っ赤な偽物だったのだ…。

続水戸黄門漫遊記 副将軍初上り
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