1954(昭和29年)/4/20公開 52分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1299
配給:東映 製作:東映
三上於菟吉原作のおなじみの娯楽時代劇をマキノ雅弘が東映スコープで再映画化したシリーズ第三作。仇と狙う長崎屋、広海屋、土部三斎の一味を向こうに廻し、侠盗・闇太郎の協力のもとに雪之丞が仇討ちを成就するまでを描く。
平馬の短銃に狙われた雪之丞は、怪盗闇太郎に救われて難を逃れた。だが一方で、お初に襲われた浪路は、雪之丞の三斉に対する復讐の宿命を聞かされ、闇太郎が浪路を救い出すも彼女は絶望に落とされていた。破産した長崎屋は三斉の邸を訪れ、旧悪露見を恐れた産斉と広海屋は平馬を使って長崎屋を亡き者にしようとするが、雪之丞たちに妨げられた。そして三斉は雪之丞の素性を知り、平馬に命じて雪之丞を葬ろうとする。そして中村座の千秋楽の日、正邪一同に会した花の舞台で、雪之丞は「娘道明寺」を舞う…。
「雪之丞変化」シリーズ(4)