作品検索

作品紹介

恋しぐれ 浅間の火祭り

1954(昭和29年)/7/25公開 81分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1386 
配給:東映 製作:東映

揆をとらせれば当代随一、三軒界の麒麟児と謳われた杵屋扇太郎がやくざ稼業の瞼の父に逢ったことから、しがない運命のきずなに縛られ、追われ流れて揆と長脇差に命を賭けた三味線やくざの義理と仁義と度胸と啖呵を描く興味津々の時代劇珠玉篇。

恋しぐれ 浅間の火祭り
(C)東映

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「浮かれ三度笠」宮城まり子:小西潤
  • 挿入歌:「哀恋しぐれ」宮城 まり子:小西 潤

ストーリー

天保十一年の春、江戸木挽町の河原崎座で勧進帳の舞台が繰り広げられていた。そこで一際目立つのが、杵屋長次郎の脇をつとめる初舞台の扇太郎。捨て子であった自分を長次郎が拾ってくれて以来芸道一筋。そんな扇太郎を兄弟子ながら先を越されて嫉妬に燃える長吉と、長次郎の一人娘で許婚のお美津がじっと見詰めている。その頃、楽屋裏に扇太郎の実の父佐吉の使いが現れた。信州小諸一帯の大貸元であった佐吉だが、縄張り泥棒の赤鼻一家に殴り込まれ深手を負い、息あるうちに一目扇太郎と会いたいという。小諸を目指して旅立つ扇太郎だったが時遅く、赤鼻一家により佐吉一家は乾分銀蔵を残して全滅、扇太郎達にも赤鼻の手が伸びようとしていた。辛くも赤鼻一家の半四郎を斬って追撃を逃れたが、この半四郎こそ扇太郎の相弟子である坂井半兵衛の弟だった。半兵衛は心ならずも仇討のために扇太郎を追うことに。そして長吉から逃れ扇太郎を追いかけるように、お美津も小諸へ旅立つ。だが扇太郎は江戸に戻った後で、お美津は半兵衛の助けも空しく赤鼻一家により宿場女郎に売られてしまう。一方江戸に戻った扇太郎は赤鼻一家の平助を斬った所を取り押さえられ、八丈島送りにされてしまう。それから幾年。凶状持ちとなってもお美津を求め旅をする扇太郎は、塩尻の宿の女郎屋でお美津と再会する。二人は河原崎座に戻るも、そこには赤鼻一家と捕手たちが待ち構えていた…。

恋しぐれ 浅間の火祭り
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)