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作品紹介

お坊主天狗 

1954(昭和29年)/9/21公開 92分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1512 
配給:東映 製作:東映

腐敗した政治を正し、同時に親の仇を討つというお坊主天狗こと番匠谷吉三郎の活躍を華やかな大江戸を舞台に多種多様の人物の登場を織り交ぜて描いた子母沢寛の人気小説を、主演・片岡千恵蔵、監督・佐々木康で映画化した娯楽時代劇。

お坊主天狗 
(C)東映

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「お坊主天狗」小畑実
  • 挿入歌:「小染模様」小畑実:青木はるみ

ストーリー

江戸本所三笠町、化物屋敷に住むお坊三吉こと番匠谷吉三郎は、元はれっきとした千石取りの旗本だった。三年前、主君本多越中守に殺された父・蔵人の仇を討つため、禄を捨てて仇討本懐の機を伺っていた。今は老中のひとりとなった越中守は、主席家老の会田修理之介や悪徳商人の渡海屋万兵衛らと結託して悪性の限りを尽くしていた。番匠谷家から吉三郎を慕う売れっ子芸者の小鶴を通じて越中守一味の悪事を知り、吉三郎は私怨を忘れ、江戸市民のために戦うことを誓った。仲間も増えていった吉三郎の動静を深川芸者おもとから聞いた、本多家次席家老荒木均平の心は重かった。吉三郎と均平はかつて親友であったが、本多家十万石の安泰のために今は敵味方に分かれてしまったからだ。そんな折、越中守が印旛沼工事視察のために江戸を離れることになった。好機到来とばかりに、吉三郎は新三郎の助勢を得て、越前守の行列を襲う。しかし、その動きを察知してすばやく均平が立ちふさがり、殿を打つなら俺を打てと言い放った。吉三郎は言葉もなく立ち去った。さて、小鶴の朋輩芸者の小染は吉三郎と出会い、彼に協力を申し入れた。小染は武士であった父を大庭隼人という男に殺され、しかも名刀肥前忠吉を奪われ、その行方を追うために江戸で芸者となっていたのだ。他にも吉三郎の元には味方が駆けつけ、再び敵討ちの日は間近に迫ろうとしていた…。

お坊主天狗 
(C)東映

シリーズ

「お坊主天狗」シリーズ(2)

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