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神風特攻隊 

Divine Wind Squadron

1954(昭和29年)/10/19公開 99分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1509 
配給:東映 製作:東映

太平洋戦争末期、南海の一孤島に所在する海軍戦闘機隊基地を舞台に、無謀な戦争の悲劇に苦悩しつつも一途な祖国愛に燃えて淡々と死地に赴いた神風特攻隊員たちの悲しくも雄雄しい群像を描いた感動作。

神風特攻隊 
(C)東映

ストーリー

日本の敗北が免れない段階となってきた昭和十九年十月。セブ島の海軍戦闘機隊基地でも劣勢は目に見えて明らかとなっていた。関口大尉を飛行隊長とするニ○四空の面々が空の一角を睨む。今日も出撃して行った二人の隊員が戻って来なかった。「捷一号作戦」が発動され、大和や武蔵を旗艦とする第一遊撃隊はすでにボルネオに向かい出立、スルアン島の見張り所も破壊された。比島方面の航空兵力も、敵の大機動部隊からみれば比較にならないほど貧弱だ。それなのに、大本営はこのレイテ作戦の中止を命じてきた。大和・武蔵は?レイテ湾は?そして祖国はどうなる?押し寄せる不安と、明日も若い将兵を死地に追いやらなければならない苦悩を抱えた中川少佐は、司令室で待っていた玉木司令と共にマバラカットに呼ばれた。第一航空艦隊の長官である大西中将の命令は、セブニ○四空に残された三十機のゼロ戦に爆弾を積み、そのまま体当たりを敢行させる特別攻撃隊の編成であった。かくして、神風特別攻撃隊は誕生した。関口大尉以下6名が第一次攻撃隊として編成され、翌日から直ちに攻撃が実施されることになった。編成を終えた玉木指令は攻撃当日の朝、自ら愛機を駆り、先駆けとなって大空の彼方へ散っていった。そしてZ旗が翻る中、最初の神風特別攻撃隊が離陸していく…。

神風特攻隊 
(C)東映
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