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あゝ洞爺丸 

1954(昭和29年)/11/8公開 48分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1572 
配給:東映 製作:東映

1954年9月26日に発生した日本海難史上最悪の「洞爺丸沈没事故」を題材に映画化。生命の限り死と恐怖の波浪と闘い続けた洞爺丸乗員の偽らざる記録、従容と船を守り人を援けて死に就いた後藤船長の最後、純愛の絆に呼び合う若き青春の死別、今は亡き母の面影を慕って浜辺に佇む幼な子の姿など、大自然の暴威に愛と生命を守り続けた人々の群像を描いた感動作。

あゝ洞爺丸 
(C)東映

ストーリー

函館埠頭では青函連絡船洞爺丸の出港準備が進んでいた。通信士の武田は桟橋で恋人の篤子といた。彼女はこれから青森へ、婚礼衣装を求めに行くのだ。函館小学校からの帰り道では船長の息子・昌夫と、昌夫と仲の良い幸子が日曜日の学芸会を楽しみに家路を歩いている。だが昌夫の父は武田の結婚式のために学芸会には行けず、幸子の母もその時は青森に行商に行ってしまっている。篤子や幸子の母が乗り込んだ洞爺丸は、台風十五号の接近で出港の時期をうかがっていた。第十一青函丸が引き返す為既に二十分の遅れが出ていた。船長宅では、省平が天候を気にしながらも埠頭に向かうため出かける。妻のよし子は一抹の不安を感じていた。桟橋では貨車が積まれ、厳重に固定されている。午後二時四十分。台風十五号の通過を待つため出港を延期するという知らせを発するが、津軽の海は少しも荒れた模様は見えない。待合室からは次第に出港を求める声が高まる。一時は狂ったように鳴り響いた風速計も午後五時には静まり、洞爺丸船長は出港を決意する。六時三十九分、千二百五十七名の船客を乗せ、洞爺丸は静かに出港した。だが間もなく、物凄い突風が船を襲い、やがて車両甲板では連結が切れ貨車が横転、その勢いで大波が船になだれ込んでくる。ボイラーも故障し室内は停電。船内は阿鼻叫喚の地獄となっていく…。

あゝ洞爺丸 
(C)東映
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