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まぼろし小僧の冒険 第一篇 平家部落の黄金

Phantom Ninja

1955(昭和30年)/4/26公開 52分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1771 
配給:東映 製作:東映

大阪夏の陣に豊臣方について戦死した智将・真田幸村の遺児・朝霧丸、夕霧姫の二人をめぐって起こる波乱の物語。忍術剣風をもって徳川の呵責のない追及を逃れる真田の同志の人々の活躍を縦横に描く冒険絵巻。

まぼろし小僧の冒険 第一篇 平家部落の黄金
(C)東映

ストーリー

大阪夏の陣で戦死した真田幸村には、朝霧丸と夕霧姫という二人の遺児がいた。二人の行方を暗示する絵を手に入れた徳川家康は、天海僧正と謀って女忍者の皐月に信州を探らせていた。幸村の家臣だった海野六郎は徳川の落人狩りに捕らえられ、その子菊丸は母の八千代とも生き別れ、若い旅僧・良念に助けられた。甲賀流の少年忍術師であるこの良念こそ、幸村の遺児朝霧丸であった。彼の住まう広徳寺を探った皐月により、寺は徳川軍の急襲にあい、良念は白雲和尚とも別れて妹の夕霧姫を探す旅にでる。その頃、三猿山の平家部落に三人の男が侵入した。京の仏師三條春慶の子・左近右近の兄弟と、案内人の志摩六は朝廷に献上する仏像を作る父を助けようと、この部落に隠されている黄金を奪おうと企んでいたのだ。その黄金は、部落の主の桐丸から京の仏師山城工の娘・真名女に満月の夜毎に渡されていた。桐丸は部落の奥に夕霧姫を庇護していたのだ。その桐丸の素性を怪しいと睨んだ皐月は平家部落に入り込むと、そこには菊丸の母八千代の姿もあった。その菊丸は貧乏僧の玄海入道、そして良念と出会い海野六郎を救い出すために協力することに。折りしも、幸村の旧家臣筧十蔵が上田代官所の代官・陣内小源太を討とうと乗り込むも逆に捕まってしまい、小源太は十蔵を六郎と偽って処刑することで、朝霧丸をおびき出そうとしていた…。

まぼろし小僧の冒険 第一篇 平家部落の黄金
(C)東映
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