1955(昭和30年)/5/17公開 58分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1804
配給:東映 製作:東映
牧野吉晴原作の痛快熱血小説を映画化。空手の真髄を求める不屈の快男児の多感な青春時代に吹き荒ぶ嵐のような闘魂を描く、恋・友情・涙とユーモアに溢れた娯楽映画の第二篇。
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下河原・岩淵らと関戸組の一触即発の状況はかろうじて回避された。桃千代の愛情を受けいれた下河原が彼女と結婚した。だが幸せな生活は長くは続かず、度重なる関戸組の嫌がらせに憤慨した下河原が単身組に押し入るが、乾分池田の拳銃により返り討ちにされてしまった。馬場と大隈はこの卑劣な行為を見て、初めて関戸組に使われる身分の愚かさに気づき始める。一方下河原の死に憤る岩淵だったが、名越も怒りに震えるものの、空手の技は暴力に用いるものではないと説き、三人はその後の関戸組の嫌がらせにもただ耐えるのみだった。関戸組の関戸忠兵衛は来るべき選挙に備えて学生たちを懐柔し準備を進めていくが、岩淵は山口・野原らと立候補の妨害に乗り出す。両者の対立は、武道の心に目覚めた馬場と大隈の影からの助けもあり、関戸は学生達の妨害により落選の憂き目となる。岩淵に憎しみをぶつける関戸は、金井を使って果たし上を叩きつけた。死を決意した岩淵は、名越師範に無言の訣別を告げ、一人決戦の場、代々木が原に向かう…。
「空手打ち」シリーズ(8)