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夕焼け童子 第一篇 出羽の小天狗

Spear of Heaven

1955(昭和30年)/7/30公開 47分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1898 
配給:東映 製作:東映

戦国時代奥羽の天地を疾駆する槍騎兵の豪快な合戦を背景として、冒険と忍術が織りなす活劇篇。

夕焼け童子 第一篇 出羽の小天狗
(C)東映

ストーリー

戦国時代、奥州出羽の国で出羽軍と佐竹軍の間に大戦闘があった。佐竹軍の槍の名人・登舎庄五郎の「二度払いの手」のために出羽軍は壊滅、本城が危機に曝された。領主の出羽備中守はこの状況を覆すために、伏屋の砦の山深くにこもっている槍の名人・大内無辺を呼び戻すべく使いを出した。無辺は最初はこれを断ったのだが、相手が庄五郎だと知って決然と立ち上がる。やがて無辺は「乱突受手」によって庄五郎の「二度払いの手」を打ち破り、出羽軍を勝利に導いた。さて、出羽には鮭突き瓢吉という、槍を使わせたら天才的な少年がいて、夕焼け童子と呼ばれていた。漁師の祖父の反対を押し切って、夕焼け童子は幼なじみのお千代と別れ、武者修行のために無辺の砦を訪ねた。無辺の弟子となった童子は昼も夜も一心に修行を続ける。ある日、「乱突受手」の極意を見破りに襲撃してきた、野武士の首領で妖術使いの匂坂熊太郎を夕焼け童子が撃退、その姿を見た無辺は本格的な槍の稽古を童子に教え始める。一方佐竹軍のために「乱突受手」の極意を盗もうと、庄五郎は名前を変えて無辺に試合を挑んできた。無辺は正体を知りつつ逆に「二度払いの手」を看破しようと試合を受けるのだが、双方とも相手の極意は見破れず、無辺は傷を負ってしまった。夕焼け童子は単身庄五郎を追って、捨て身の戦法で遂に「二度払いの手」の極意を掴むのだが…。

夕焼け童子 第一篇 出羽の小天狗
(C)東映

シリーズ

「夕焼け童子」シリーズ(2)

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