1955(昭和30年)/9/20公開 92分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1893
配給:東映 製作:東映
山岡荘八原作の小説を映画化。戦雲急を告げる戦国の野に若者となった吉法師・信長が、天衣無縫の性格と勇猛心を胸に秘め、大うつけ者と罵られながらも着々と名将の風貌を築いてゆく姿を乱世の人間模様と共に描く雄渾な物語。
うつけ者と呼ばれた織田信長が濃姫と出逢い結ばれ、やがて戦国の覇者を目指すまでを豪快に描く。奇妙な行いばかりする信長の元に、斎藤道三の娘・濃姫が嫁いでくる。だが、信長は相変わらず意表をつくことをするばかりで、なかなか城に戻らず、守り役・平手政秀をやきもきさせる。身内の謀反がきっかけで父・信秀は死に、信長をかばい続けた平手政秀はついに自刃する。そんな中、舅・道三と初対面をすることになった。父の野望を知っている濃姫は信長を引き止めるが、信長は道三の待つ正徳寺に向かう…。