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椿説　弓張月

1955（昭和30年）/9/20公開　53分　モノクロ　スタンダード　映倫番号：1934　
配給：東映　製作：東映

滝沢馬琴の世界的名作を東千代介主演で映画化。平安朝末期の動乱の中で、一度弓を取れば鬼神の冴えを見せ“海内無双”と称された一世の風雲児・鎮西八郎為朝の希望と情熱に溢れる青春時代を描いた勇壮絢爛の大ロマン絵巻。

ストーリー

今からおよそ七百年前。保元の乱に敗れた源氏の御曹子・鎮西八郎為朝は比良の平忠国を頼って都落ちしたが、途中敵兵に囲まれた忠国の養女・白縫姫を助けた。白縫姫は実は内乱を逃れて日本に隠れ住む琉球の王女であった。為朝と白縫姫の心は次第に結ばれていったが、琉球の妖怪矇雲の毒気を受けて為朝は平家の軍に捕らわれて大島に流され、忠国も滅ぼされてしまう。だが白縫姫は難を逃れ、為朝は矇雲の妖術と戦いつつ密かに大島を逃れ姫と再会を果たす。平家討伐のために旅立つ為朝だったが、矇雲の妖術で海は急速に荒れる…。