1955(昭和30年)/10/17公開 46分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1936
配給:東映 製作:東映
剛力無双の源氏の御曹司・鎮西八郎為朝の運命は風雲怒涛の琉球にあった。乱れ飛ぶ矢、猛り狂う妖術をかわして遂には永年の宿敵であった奸悪の僧・矇雲を倒し、琉球王国を正当の王妃の手に戻すというシリーズ完結篇。
国王の軍に攻められた白縫姫は、正義の勇将・陶松寿と紀平治の働きで落ち延びることができたが、一行は離れ離れとなり松寿は傷つき、姫の母・廉夫人も自殺し果ててしまう。一方袋谷に火攻めとなった為朝も脱出して紀平治と出会い、再起を期して姿を消す。矇雲は遂に本性を表し国王を謀殺、王位に昇ると重臣・利勇と妖妃と共に琉球で暴虐の限りを尽くす。白縫姫は北の浜に身を隠すが矇雲の妖術に直ぐに見透かされてしまい、危機にさらされるも為朝に救出され、二人は遂に再会する。矇雲と利勇の悪政に人々の怨嗟の声は満ち溢れ、その声にこたえるように為朝も兵を挙げる。一旦は利勇にさらわれた王女も、亡き廉夫人の霊に導かれた為朝が利勇を打ち倒し、遂に矇雲との決戦の時が迫る。
「弓張月」シリーズ(3)