1955(昭和30年)/12/4公開 89分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2038
配給:東映 製作:東映
平安朝末期を舞台にした北条秀司の原作をもとに、源氏に追われて西海の果てに追いやられた平家一門の若者たちの、切なくも美しい悲恋の物語を描く。
夫に離縁された平経盛の妻・椿は、娘の玉織姫と共に上京する。都で昔馴染の時忠に再会した椿は、娘の玉織を関白のもとに送るものの、玉織は逃げ出してしまう。侍たちに追われる玉織を救ったのは、経盛の息子・平敦盛だった。玉織は思慕する敦盛が異母兄だったと知り、運命の皮肉を嘆く。一方、敦盛は、自分の本当の父親が後鳥羽法皇だと聞かされて…。