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晴姿一番纏

Flames Over Edo

1956(昭和31年)/1/15公開 65分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2056 
配給:東映 製作:東映

義理人情の世界に咲いた勇み肌とやくざの両道を歩む矢太郎をめぐって、清純、鉄火、美女の葛藤が様々に織りなす剣と恋の娯楽篇。

晴姿一番纏
(C)東映

ストーリー

ほ組の纏持・矢太郎は威勢がよい男振りで巷の人気者であったが、恋人・お京にちょっかいをかけてくる旗本の鷲津と大喧嘩をしてしまい、これが元で江戸追放の身となってしまった。泣く泣くお京と別れ江戸を後にする矢太郎と入れ代わるように、ほ組の頭取金五郎の家を老武家が訪れた。この上品な武家・水島勘左衛門こそ、矢太郎の実の父なのだ。二十年前、奥女中であった金五郎の妹との間に出来た矢太郎を金五郎がずっと我が子として育て上げた。甲府勤番として江戸を離れるにあたり、矢太郎を一目みたいと立ち寄ったが、入れ代わりに出て行った後であった…。それから二年、一本差しも板につき、赤鬼一家にいたぶられる乱菊一家の六助を救い、赤鬼一家に乗り込み親分を斬る活躍を後に木曽路の吉野宿に辿り着いた矢太郎は、図らずも身売りされるお京と遭遇する。鷲津よって父を亡くし身体を奪われ、金五郎も病床の身となってしまい、頼るものが無くなったお京は女衒に売られようとしていたのだ。身代金百両を工面するために伝蔵一家の鳥羽に出て、いかさまを見破り百両をわしづかみにする矢太郎。その金でお京を救うも伝蔵一家追われる身となるが、その一家の用心棒の中にあの鷲津甚之助の姿を見つける…。

晴姿一番纏
(C)東映
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