1956(昭和31年)/12/5公開 63分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2473
配給:東映 製作:東映
蜘蛛の精を討ち取った孫悟空は、如意棒の威力を振って大敵・金角、銀角両大王と必死の変化闘争をくり広げる。痛快無比のシリーズ第二部。
猪八戒と沙悟浄という新たな仲間を加えた三蔵法師一行。行く手に灯りが見えて、三蔵法師が食物を乞いに向かった。その家では見目麗しい七人の女性が一行を迎えてくれた。だがこの女性たちが半裸で妖しい踊りを舞い始め、必死に経を唱える三蔵法師に白い糸を絡ませてきた。身動き取れなくなった三蔵法師に、女たちは湯浴みの後に丸焼きにして食べると言い残してその場を立ち去る。一方、悟空は、三蔵の経を察知して、家に駆けつける。その地の神から、女たちが蜘蛛の精だと知った悟空は、湯浴み中の女の着物を奪い、湯から上がれぬ隙に三蔵を助け出し、自らが三蔵に化けて女たちを待ち構える。大立ち回りの後、四人の女怪を片付けた悟空たちは、ほっとする間もなく、次に宿を乞うた先で女怪たちの兄であるムカデの妖怪・百眼魔に襲われる。観音様の助力で何とか退治した一行だが、逃した三人の女怪の知らせにより、蓮華堂の主・金角と銀角の兄弟が待ち構えていたのだった…。