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雪姫七変化

1957（昭和32年）/7/23公開　55分　モノクロ　スタンダード　映倫番号：10273　
配給：東映　製作：東映

埋蔵金十万両の所在を秘めた手毬を持ったまま姿を消した、駿河大納言家の遺児・雪姫を追う妖術使いの悪人・幻々斎と、姫を護る無双剣の使い手弥太郎の一騎討ちを描く。

ストーリー

徳川家光と対立していた実弟・駿河大納言忠長は、五十三万石の家を追われ切腹して自害した。忠長の遺児・雪姫は、忠長が密かに隠した十万両の謎を持ったまま姿を消す。重臣・中沢将監らが雪姫を探す一方で、家老・朝倉筑後の一子で無双剣の弥太郎は、父の遺志を継ぎ雪姫を守るために東海道を西へと向かう。その雪姫は、京の街はずれにある、草深い尼寺で暮らしていた。行方を探し当てた弥太郎はチビ六少年と共に雪姫を大阪の黒田藩屋敷に匿ってもらうことにするが、その間にも隠密・都筑玄蔵の魔の手が伸びてきた。怪女・お千賀の助けにより雪姫たちは大阪に到着するが、黒田家の牧野兵庫は詮議の目を恐れて彼女を亡き者にしようとする。乳母の命と引き換えに、弥太郎と雪姫はなんとか逃れることが出来るが、彼女が日頃から大事に持っていた手鞠に十万両の在り処を示す地図と鍵が隠されていたことを知る・・・。