1957(昭和32年)/7/30公開 55分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10274
配給:東映 製作:東映
舞台は中山道から秩父山中へ波瀾万丈。こうもり洞窟、蛇穴地獄に無双剣・弥太郎と幻々斎の十万両争奪戦は熾烈。剣と妖術、唄と夢の冒険時代劇の完結篇。
将監の手先である幻々斎ら忍者衆により、芝居小屋は焼け落ち、手毬も炎の中に消えてしまった。雪姫は胡蝶一座と共に中仙道の旅に出る。やがて辿り着いた甲府で、胡蝶一座は小屋を張る。可愛い雪姫の歌と踊りが今一番の呼び物だ。そこに弥太郎がついに合流。更にお千賀も現れたが、彼女は自分の正体を雪姫に明かす。お千賀は将監の手先だったのだ。一度は雪姫の手毬を奪うも、鍵を求めて再度雪姫のところに舞い戻ったお千賀を、雪姫は許す。その優しさに心を打たれ、涙を流して改心したお千賀だった。奪われた図面を取替えさんと、幻々斎がいるという荒れ寺に乗り込む弥太郎。だが袋の鼠同然に逃げ場を失った弥太郎たちをお千賀が助けて無事脱出。そ弥太郎・雪姫たちと、幻々斎らはそれぞれ、十万両が隠されている天狗岩を目指すのだが・・・。